シロクマの粘土板

本拠地は「シロクマの屑籠」です。こちらは現時点では別館扱いです。

「膝に矢を受けてしまった」ブロガー、skyrim、はてな村

 
 はてブに一言コメントを残しまくるのはずっとそうだった奴だけでいい
 
 上記リンク先に対して、いつものようにはてなブックマークが沢山ついていたが、ひときわはてなスターを集めている id:mahal さんのブックマークコメントを見て、なんだかじゃれつきたくなったのでじゃれつくことにする。
 
 mahalさん曰く、

 昔は長口上をブログやサイトでものしていたが、膝に矢を受けてしまってな…。もはや、たまにブログに長文書くと「ブッカーが流行りに乗っかって出て来て乙」とかぶこめされてしまう件。

 あれ?mahalさんってブログで「膝に矢を受けてしまった」っけ?
 
 mahalさんと言えば、はてなブロゴスフィアではよく見かけるアカウントだ。自分とは異なる思念と興味を持ち、そのうえで十分な読解力・討論力に基づいた話ができる貴重なアカウントの一人だと思っている。
 
 ただ、mahalさんのブログが「膝に矢を受けてしまった」ことがあったかというと……思い出せない。自分の記憶のなかには無い。調べようと思ってはてなダイアリーを調べてみたらプライベートモードになっていて、過去の被ブックマークも調べられなかった。
 
 実際にmahalさんのブログがなんらかの致命傷を負ったのかどうかは分からない。分からないけれども、プライベートモードになっているということは、そういうことなのかもしれない。あるいは、「膝に矢を受けて」というskyrimネタが書きたくてそう書いただけで、実際はブログに致命傷を負ったことなど無いのかもしれない。
 
 ただ、なんというか、ブログ戦士としての素養をお持ちとおぼしきアカウントから「膝に矢を受けてしまってな」という言葉が漏れてくると、いかにも古強者が引退して村の衛兵をやっているかのようなイメージを禁じえないのだ。この場合、skyrimの世界が自ずとはてなブロゴスフィアとダブって、skyrimの村落がはてな村とダブる。
 
 “アンデッドや吸血鬼やシロクマやピラニア*1や山賊が跋扈し、内戦が絶えず、ハイエルフ達が暗躍する争いの土地。と同時に、ありとあらゆる者がいがみあい、食い合いながらも一定の共存状態を形作っているおおらかな土地。そんなskyrim的なブロゴスフィアのどこかで、一人のブログ戦士が膝に矢を受け、今ははてな村で衛兵を勤めている――”
 
 「膝に矢を受けて」という一言から、つい、skyrimの世界に旅立ってしまった。そういえば、skyrimになぞらえるなら、あのブロガーはどのポジションに相当するだろうか?デイドラ相当のブロガーは誰で、トレジャーハンター担当は誰だろう?いろんなロールプレイが膨らんできたので、おしまい。
 
 

*1:しかも弱い。軽く水面を炙ると浮き上がってくる

シロクマ(熊代亨)の著書