シロクマの粘土板

本拠地は「シロクマの屑籠」です。こちらは現時点では別館扱いです。

ぼくが考えたブルゴーニュのヴィンテージの雰囲気

 
 後日の私にせせら笑ってもらうために、ここに書いておく。
 
 2001年以前について:まとまった数を呑んでないので、うんともかんとも。
 
 2002年:凄いヴィンテージと評判だった2002年。2010年ぐらいまではそうかもと思っていたけれども、以後、そんなにいいとは思わないし市場価格みてても評判が高止まりって雰囲気でもないような。今、無理して追いかけるべきヴィンテージなのかあんましわからない。
 
 2003年:「暑かった年」と言われていて00年代はそんなに評判良く無かったけれども、あまり外れた記憶が無く、なにげに長生きさんで優等生だったんじゃ?という気がする。少なくとも赤ワインについては、今見つけたら買っておきたくなる。
 
 2004年:ハズレヴィンテージと名高い2004年。そうなんだけど、早飲みには適していた。今はちょっと。
 
 2005年:大当たりヴィンテージとして名高い年。「悪い」という印象は今も持っていない。
 
 2006年:個人的にはあまり良い思い出のない年。できるだけ避ける。
 
 2007年:酸味がしっかり。良い年だと思う。特に白ワインはかなり信頼している。良さそうな保存状態のものなら買いたい。
 
 2008年:「小粒のさくらんぼ」の年。私でも酸っぱいと思うので高級価格帯の赤ワインは買いたくない。白ワインはなんだかよくわからない。安売りしていたら2016年時点では買うかも。
 
 2009年:現時点では信頼している。早飲み上等の時期を通り過ぎ、「硬い状態」になっているワイン多数。なんか寝かせないともったいない気がして抜栓できず、「お荷物」になりつつある。白も結構いけているような。
 
 2010年:最初はヘナチョコだと思っていたけれども結構いいような気がする。そこそこの価格帯でも飲んで美味いと思うことが出てきた。でも、それって本当にいいことなのかなー。良ヴィンテージという声も聞こえてくるので、もうちょっと探りを入れたいところ。
 
 2011年:2010年より濃いかもだけどあんまり良くないのでは?2009年には到底及びそうにないとは思う。でも滅茶苦茶悪い年でもなさそうな雰囲気。一応、買うには買うけれども、信頼度はまだよくわからない。
 
 2012年:平格を呑んだ限り、ちょっと駄目なのでは?少し良いクラスの品がすぐ飲めたのも気に入らない。なにより、価格設定がインフレしはじめているので、わざわざ上位クラスの品を買う気が起こらない。
 
 2013年:品質のことはさておき、値段が凄いことになっていて買う気が失せる。これからもこの価格帯に固定になったら、もうブルゴーニュを買う量を半分にしなければならないような。それでいて平格での調査の限りでは凄い良さげな雰囲気も伝わってこない。どうすんの?
 
 2014年:データ不足。
 
 ※個人の感想です。
 ※ちゃんとしたヴィンテージの傾向が知りたい人は、然るべき媒体か、然るべきグーグル検索か、とにかく、偉い人のやつを見てくださいね。
 
 

シロクマ(熊代亨)の著書