シロクマの粘土板

本拠地は「シロクマの屑籠」です。こちらは現時点では別館扱いです。

なんでもかんでもはてなブログのせいにしちゃいけないんだろうけど。

  
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
 
 やっべーイラスト付きで俺のことがdisられてるよ!
 最近うっすら自覚もあったので、半月ほど前に書いた文章をコピペしておきますね。↓




 
 なんでもかんでも「メディウム(メディア)」や「アーキテクチャ」のせいにしちゃいけないんだろうけど。
 
 はてなブログに移行して以来、1000字~2000字程度の、自分としては物足りず、事物を語るに尺の足りないブログ記事、いやブログ記事と呼べるかどうかもわからない短冊を大量生産してしまうようになって、これの在庫がダブついてきた。
 
 もともと私には「ブログの文章が書けて書けてしようがない時期」と「どう頑張っても書けない時期」がある。そのうえ原稿とかそういう方面にエネルギーを持っていかれることもあるため、ブログ記事を複数ストックし、間を埋めたり、それらしいイベントがあった好機に放流したりして更新頻度の間を持たせるようなことをする。だからブログ記事を一日に複数個作って貯めることもあったのだが……。
 
 最近、やたら数が生まれるようになって、しかも、気が付けば文章が短いのだ。
 
 はてなダイアリー時代の私は、1000~2000字のブログ記事を書くことが少なかった。たぶん苦手だったと思う。2500~5000字ぐらいのものが多かった。それぐらいでやっと「ひとまとまり」といった雰囲気だったわけだ。
 
 ところが手元には1000字~2000字の、子分のようなブログ記事下書きがコロコロ転がっている。まあ、これはこれでそんなに出来が悪いとは思わない。でも、なんだかはてなダイアリー『シロクマの屑籠』らしくない。むしろ、そこらに棲息しているはてなブロガーの記事みたいだ。まあまあだが「私らしくない」。2016年において「私らしくない」だなんて書くと阿呆みたいだけど、常連読者の人もそう思うんじゃないかという気がする。匂いが違う。
 
 長い下書きもそれなりできあがる。しかしそれ以上に湧いてくる1000~2000字の文章がポコポコ生まれたとして、これらをどうしたものか。ある程度はブログに投入して良いだろうけど、ある部分からは「不良債権」になりそうな気がする。まさか、無理に文字量を増やすなんてことはできない。もともと、ライターみたく簡潔な文章を書くのは下手な人間なんだから、ボリュームをかさましするとひどい出来栄えになるだろう。困ったなぁ。
 
 はてなブログのせいにして良いのか、それともはてなブログを大量に読んできて文化的に馴染んでしまったのか、いやいや自分自身のエネルギーの問題なのかわからないけど、まとまりの乏しい思考の火花を散らしても後にはなんにも残らないから、これは私のブログ大戦略にとって不利な変化だとは思う。や、人によってはこれが最適ってこともあるだろうけど、今の私には不利だろうなって話で。

  
 
 これよなぁ。よそのはてなブログは知らないけれど、『シロクマの屑籠』は読みやすければ良いってもんじゃないよなー。書き手にとっても、読み手にとっても。はてなダイアリー的な何かを取り戻さなければ。
 

 
 あまり他人のせいにせず、努力しろってことですよね。努力しましょうかね。はい、努力します。おわり。
 


 
 

シロクマ(熊代亨)の著書